1. 前のページに戻る

分子転写プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ICORP

研究代表者

新海 征治  九州大学, 工学部, 教授

研究期間 (年度) 1996 – 2001
概要原子・分子の認識は、分子集合体から生命が誕生する段階で生命体が獲得した機能であり、この認識能力のお陰で、生命体は、自己保存、自己複製など生命を維持する上で不可欠な現象を滞りなく遂行できます。本研究プロジェクトは、これら認識に関する「自然界の知恵」を科学現象として把握することにより、そこで得られた「人間の知恵」を最大限に集積して原子・分子の認識系を人工的に再構築することを目指し、オランダとの国際共同研究を進めました。 生理活性金属、アミノ酸、核酸塩基、糖、ステロイドなどの鋳型となるゲスト群をターゲットとして、適宜分子転写法を適用し、その方法論の一般的指標を確立しました。フラーレンを利用した糖分子の記憶素子の創製に世界で初めて成功するとともに、ゾル・ゲル法による分子記憶の固定化や、カーボンナノチューブを用いた超構造の創生、メゾスコピック2次元集合体の創生など多くの優れた成果が得られました。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst