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下肢障害者の直立移動を可能にする次世代移動システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

森 善一  茨城大学, 工学部, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要本研究では,事故や病気により両脚への神経が絶たれている脊髄損傷患者が,立位姿勢で移動できる新しいシステムの開発をめざしている.立位姿勢での移動により,特別なインフラのない環境においても移動が可能となり,行動範囲が飛躍的に拡大する.また,視線が高くなるため,精神的なストレスからも開放される.このシステムは(A)伸縮松葉杖,(B)下肢関節駆動機,(C)移動台車の3 つのモジュールからなる新規なものであり,これまでの研究の結果,各モジュールの1号機が完成し,基本動作の確認を終え,初期の目標はほぼ達成された.そこで次の課題として,各モジュールに一部改良を加えた上で,実際の脊髄損傷者にこのシステムを試していただき,その実用性の検証を行いたい.また改良後の伸縮杖はモータを用いずに伸縮動作が可能であり,一般の足腰の弱った方々にも広く使っていただける軽量・安価で使い勝手の良い杖であるので,その早期開発・販売をめざす.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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