超高感度化学センサのためのナノコンポジット基板の開発と応用
研究代表者 |
越崎 直人 産業技術総合研究所, 界面ナノアーキテクトニクス研究センター, 副研究センター長
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | Au ナノ粒子を基板上に凝集させることなく数nm 程度の距離に接近させかつ超高密度に分布させたナノコンポジット薄膜作製技術の開発に成功した。これを基板として利用することにより、近接した金ナノ粒子間のギャップに、外界の生体関連分子に感応して電導性が変化する分子を配置させ、極めて少量の外界分子の存在を検知できる超高感度化学センサの開発を目指している。金ナノ粒子の超高密度配置技術はほぼ目処がつき、電導性分子を結合させたAu ナノ粒子分散ナノコンポジット基板の電導度測定にも成功している。想定される生体関連分子の高感度測定に必要な水環境中での耐久性の向上が喫緊の課題であり、本研究ではこの問題点の解決を目指して研究を進める。
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