カプサイシン受容体の活性調節剤を用いた医薬組成物の開発
研究代表者 |
鈴木 誠 自治医科大学, 医学部薬理学講座分子薬理学部門, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 従来の鎮痛薬と異なり、カプサイシン受容チャネル(TRPV1)ファミリーの機能を標的としている点で新規であり、熱感覚の除去を目的としている点で独創的である。遺伝子多型からin vivoで熱を感じないマウスの系統が確立されており、この原因遺伝子に用する薬物開発であるため人に応用、実用化できる可能性は非常に高い。今後は、熱非感受の原因であるEHD4 とTRPV1 の結合を阻害する薬剤を開発する必要がある。2 つの遺伝子を蛍光ラベルしてHeLa 細胞内で、発現させると単独と異なり細胞内分布が変わることが知られており、このスクリーニング方法を提供した。この方法を用いて候補薬物のうち、細胞内分布を変えうる薬物を単離することを目標とする。
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