静電相互作用を利用した交互積層法による繊維の染色研究
研究代表者 |
谷 克彦 群馬県繊維工業試験場, 任期付研究員
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | 新規性:静電相互作用を利用した交互積層法による本染色は、ポリエステルやポリエチレン繊維の染色を常温常圧で行うため、エネルギー環境負荷が小さく、簡易な設備にてできる新たな染色方法である。実用化の可能性:高度な機械設備を必要としないため、現在の染色設備にて対応でき、難染色繊維であるポリエチレン、ポリプロピレン等の染色が可能であることから実用化の可能性は高い。実施内容と目標:高分子電解質と電荷を持った染料を用いて、従来は高温高圧法やキャリア染色法で染色を行っていたいわば難染色繊維への染色、ならびに機能性を持った分子を染料の代わりに用いた繊維加工を行い、ナノテクノロジーを利用した染色加工法の確立を目標とする。
|