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ステレオコンプレックス結晶と放射線架橋を併用したポリ乳酸の耐熱性向上

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

三友 宏志  群馬大学, 工学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要環境保全材料としてポリ(L-乳酸)[PLLA] が注目されている。固くて透明で融点も高く(Tm:165°C)成形性も良いが、ガラス転移温度(Tg: 50°C)以上で急激に軟化してしまい熱安定性が劣ることが大きな欠点である。本研究はポリ乳酸の熱安定性を向上させるためにポリ(D-乳酸)[PDLA]とPLLA を混合し、両者のステレオコンプレックス結晶(融点:230°C)を形成させると共に、有効な放射線架橋剤[トリアリールイソシアヌレート(TAIC)]を混合し分子間に架橋を導入してさらに熱的および溶媒安定性などを付与する。ポリ乳酸は高温で熱分解を起こすため。両者の溶融混合は200°C 以下で行えるような工夫なども検討する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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