研究代表者 |
箱田 優 群馬大学, 工学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 本申請課題は、導電性材料と非導電性材料を織り込むことにより織物状電極フィルターを製作し、導電性材料に交流電場を印加することにより生じる誘電泳動現象を利用する分離装置の開発に関するものである。電極が織物であることから、様々なフィルター形状が製作できると共に、織り方を変えることにより、電極配列・電極間距離も容易に変化させることができる。電極間に生じる誘電泳動力は分散媒と分散質の誘電率により方向・大きさが異なるため、細胞等の生物材料や非生物材料の分別・分級・濾過・分離に幅広く応用できることが期待される。更に、織物状電極であるため、従来の織機により製造可能であることから、比較的大きく精密な電極フィルターを廉価で製造できると言う利点も有している。この織物状電極フィルターの応用に関する研究を行うことにより、実用化への可能性を立証することを目的とする。
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