脳機能改善薬としてのNMDA受容体ブロッカーの開発
研究代表者 |
五十嵐 一衛 千葉大学, 大学院薬学研究院
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 脳虚血時の機能改善薬またはアルツハイマー病治療薬といった脳機能を改善する医薬が、高齢者のQOL(Quality of Life)向上に強く貢献する。神経の興奮性伝達物質であるグルタミン酸の受容体の一種である N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体は、Ca2+をニューロンに輸送することにより、記憶の形成、脳虚血時の症状悪化に強く関与している。本試験研究では、ゲノム創薬の考え方に立脚して今までに同定した2種のリード候補化合物を基にして合成展開を図り、脳機能の改善が期待できるNMDA受容体チャネルブロッカー開発を目指す。
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