研究代表者 |
石田 等 情報通信研究機構, 専攻研究員
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 「新規性・独創性」従来には無い特徴的な構造を有するノッチフィルタを設計開発しました。特に、他には有していない数学的なシミュレーション技術を駆使して、理論的にも裏づけのあるフィルタが仮完成をしました。また、同フィルタの機能効果として、これまでになく極めて急峻で高減衰でさらに、近傍の電波信号と混同しない特徴を有していることが特定できています。「実用化の可能性」携帯電話等の通信機器が爆発的な普及により、効率の良い電波利用技術が求められています。同フィルタ技術は、部品点数も少なくまた、驚異的な特性を有し理論的な裏づけもあり、技術の完成度は高いものといえます。携帯電話等の端末や携帯電話・デジタル放送の基地局での発信機などに応用されるものと考えています。「実施内容とその目標」本開発プロジェクトでは、ノッチフィルタ回路を実際に実用化・商品化するために、回路を設置する基板について、高誘電率の材料基板を用いて小型化を行い、その効果機能について確認をします。高誘電体基板を使用し、急峻・高減衰(阻止量の大きい)・小型のノッチフィルタを試作し、その技術の限界性能の検討を行います。数量的な目標として、阻止域/阻止周波数を1%以下、阻止量:約30dB 以上。回路の大きさは横10mm 縦 10mm以下を目指します。
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