研究代表者 |
西 一樹 電気通信大学, 情報通信工学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 近年のディジタルカメラ技術は、光学系、撮像デバイス、周辺回路、ディジタル画像処理などの個々の要素技術の性能は目覚しく向上している一方で、カメラシステム全体としては必ずしもそれらが最大限に生かされているとはいえない。撮像デバイスの高画素化が、手ブレによる画像劣化をかえって目立ち易くしてしまうことなどはその典型例である。これに対し申請者は、光学系から撮像後のディジタル画像処理に至るまでのカメラシステム全体としての性能向上を狙った新しい撮像方式(画像版ドルビー方式)を提案している。僅かな付加装置のみで既存のカメラシステムをそのまま利用できるなど、実用化が容易なことも大きな特徴である。本課題では、本方式による実験システムの構築を通して、高解像度化・高S/N 化・広ダイナミックレンジ化など様々なカメラ性能の向上が見込めることを試験評価する。
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