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先進的不斉触媒反応に立脚した医薬合成素子の簡便供給

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

柴﨑 正勝  東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要4級アミノ酸や1,2-ジアミンといったキラル含窒素化合物は医薬およびそのリード分子の構築単位として頻繁に用いられるが、従来その合成には多段階を要していた。我々は独自の糖由来配位子を開発することにより、一般性高くこれらの有用キラルビルディングブロックを簡便に大量合成できる不斉触媒反応を確立した。当該分野における我々の合成技術は世界一の水準にある。本研究課題では、独自の不斉触媒反応を基軸とするキラル含窒素化合物合成プロセスを効率やコスト面から最適化することにより、広く医薬リードの有用合成素子となりうるキラル化合物の工業的供給、市販化へと展開することを目標とする。本研究を通じて、医薬原料として大きな可能性を秘めた4級アミノ酸や、抗インフルエンザ薬タミフルの原料となる1,2-ジアミンの大量供給を実現する。本研究の成果により、医薬リードの創製プロセスを迅速化できるものと期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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