遺伝子多型データから鎮痛薬の適量を算出する計算式の開発
研究代表者 |
池田 和隆 東京都医学研究機構, ・東京都精神医学総合研究所, 研究ディレクター(副参事研究員)
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本課題では、700 名以上の協力者から収集した遺伝子多型情報や鎮痛薬必要量などの情報を用いて、多変量解析による統計解析を実施し、多型情報から患者個々人の鎮痛薬の適量や痛みのレベルを予測するための計算式を構築する。現在は鎮痛薬投与を伴う治療者の試行錯誤によって適量が見出されているが、本課題では遺伝子情報から自動的に適量を計算する全く新しい疼痛治療法が開発される。臨床研究により多型情報と鎮痛薬必要量とには有意な相関が見出されており、疼痛治療改善への強い社会的ニーズからも、この新たな治療法が有効であり広く医療現場に導入される可能性は高いと考えられる。
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