短いペプチド系タグによるタンパク質の凝集防止法及び封入体形成防止法の開発
研究代表者 |
黒田 裕 東京農工大学, 工学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 大腸菌は、増殖が速く培養が容易なため、組換えタンパク質の大量発現系の宿主に汎用されている。しかし、組換えタンパク質が大腸菌内で封入体を形成し、結局、他の発現系が必要とされる場合が多い。本計画では、(変性状態・天然状態)タンパク質の凝集傾向性と大腸菌内の封入体形成に強い相関が観られることを踏まえて、現在までの研究で開発してきたタンパク質・酵素の溶解度を著しく向上させる短いペプチド系溶解度向上タグ(特願2004-358021 号)を封入体形成防止および精製効率向上へ応用する研究開発を提案する。
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