RNA干渉を調節する植物由来2本鎖RNA結合タンパク質の研究
研究代表者 |
福原 敏行 東京農工大学, 共生科学技術研究院生命農学部門, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | RNA干渉は、特定の遺伝子発現を制御する画期的な手法である。本研究では、植物のRNA干渉促進因子として有望な2本鎖RNA結合(DRB)タンパク質の機能を明らかにする。本研究者は、既に植物由来DRBタンパク質において、RNA干渉機構に必須な酵素活性を特定し、その大量産生・大量精製法を確立した。本研究は、5種類のDRBタンパク質の酵素活性を詳細に解析し、RNA干渉に対する効果を明らかにすることを目的とする。解析結果が得られれば、RNA干渉効果の持続性等を調節することが可能となる。本研究で期待される成果は、農薬開発や品種改良に有益な、RNA 干渉の最適化を可能にする試薬の実用化研究開発につながるものである。
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