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抗生物質耐性菌に対する新規抗菌物質の効率的合成法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

多田 全宏  東京農工大学, 共生科学技術研究院生命農学部門, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要各種抗生物質に対する耐性を有した細菌のうち、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)による院内感染は医療現場で深刻な被害をもたらす。このため、より有効な抗MRSA 剤や抗VRE 剤が求められる。従来のアビエタン型キノンメチドの合成法は、ステップ数が多く、トータル収率も低かった。本研究者は、既に抗MRSA 活性・抗VRE 活性を有するアビエタン型キノンメチドを開発した(文献3)。本研究では、このアビエタン型キノンメチド合成経路中、合成中間体であるフェルギノールを、工業原料から安価に高収率で合成し、新規なフェノールのオルト位酸化方法により、大量合成に供する効率的な抗菌物質合成法を開発する。本研究で期待される成果は、院内感染症の治療に有益な薬剤の実用化研究開発につながるものである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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