研究代表者 |
朝倉 哲郎 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本課題では、生体吸収性を有し、且つ薬剤徐放性も備えた次世代型絹縫合糸の開発を目的とする。従来より、絹繊維は手術用の縫合糸として用いられてきたが、これは絹の生体適合性、高強度並びに操作性の良さに起因する。しかし非生体吸収性という致命的な欠点を有するため、吸収性を有する合成高分子縫合糸が多くの市場を有している。そこで本応募課題では、絹を一旦、完全に溶解後、紡糸し、その過程で構造制御並びに薬剤導入を行うことにより、新たに生体吸収性及び吸収に伴った薬剤徐放性を示す絹縫合糸の開発を行い、新たな絹縫合糸を開拓する。
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