概要 | 安全な交通環境に向け,アクティブセーフティ(予防安全)とパッシブセーフティ(衝突安全)を実現する技術が求められている。この中で,パッシブセーフティのための技術として,ミリ波レーダの応用研究、実用化研究が主に行われているが,指向性等の要件から,数+GHz帯の電磁波が使用されている。そのため,装置は高価となり,1台の車に搭載される台数も限られることから,衝突検知可能な範囲も限られてくる。これに対して,コーナ・センサ等に用いられている超音波センサは,指向性等に関する性能はミリ皮レーダ相当であるが,低廉であることから複数箇所に搭載が可能である。本研究はパッシブセーフティのための超音波センサシステムの開発を目的としている。
|