循環利用可能かつ高い反応選択性を有する担持型水素化触媒の開発
研究代表者 |
牧 昌次郎 電気通信大学, 電気通信学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 本研究は、水素化触媒を有状高分子などに固定担持し、循環型社会の要請に対応した実用的還元水素化触媒の創出を目的としている。本研究で開発する担特型触媒は、産業の基本姿勢である3R(Reduce、Reuse、Recycle)を実現し、市販水素化触媒では極めて困難な「加水素分解反応を伴わない水素添加反応」や「二重結合を複数有する化合物の選択的部分水素添加反応」など、既存触媒には無い全く新奇な反応をも付与した実用的還元水素化材料である。また要求度が高い「加水素分解反応と水素添加反応の区別」や「二重結合を複数有する化合物の選択的部分水素添加反応」を、明確な選択性で達成しうる汎用型水素化触媒は未だ市販されていない。研究レベル、エ業レベル双方において、先述問題に対する抜本的解決は常に望まれていたが、未だ技術革新は行なわれていない。
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