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細菌の増殖に必須な新規因子EcdA の生化学的機能の解明と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

黒川 健児  東京大学, 大学院薬学系研究科

研究期間 (年度) 2005
概要黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は各種感染症の主要病原菌として重要である。近年にはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に代表される多剤耐性菌による院内感染等が臨床上大きな問題となっている。これを解決する方法の一つは新規抗菌剤の開発である。 本研究では、我々が新規に見出した、細胞質分裂の過程に必須な役割を果たすEcdA蛋白の生化学的機能の解明と抗菌剤開発への応用を目指す。具体的には細胞外で細胞壁の構成成分であるタイコ酸あるいはペプチドグリカンの生合成に関与するとの予測に基づき、(i)ecdA変異株における各構成成分の生合成量の低下の有無、(ii) 大腸菌で多量発現させ調製したEcdA蛋白に細胞壁の各構成成分の生合成時に中間体として生じるリン酸化物との結合活性あるいは加水分解活性があるか、を検証する。さらに、(iii) EcdAの基質類似体に活性阻害と抗菌活性を示すものを探索する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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