研究代表者 |
蓮見 惠司 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 代表研究者らが発見した新規プロセシングプロテアーゼは、プラスミノーゲンを限定分解して抗がん活性をもつ断片(BLアンジオスタチン)を生成する。本酵素を固定化したアフィニティートラップリアクター(酵素と基質を捕捉するリガンドを固定化したバイオリアクター)は、多くの夾雑物を含む試料から基質を選択的に捕らえて効率的に反応を進め、さらには反応生成物の精製をも可能とする世界初の技術である。がん患者の血液からベッドサイドでBLアンジオスタチンを精製して自身の治療に利用する手段を提供することを目標に、アフィニティートラップリアクターを利用して、血漿から1段階のプロセスでBLアンジオスタチンを生産・精製するためのシステムを構築する。
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