臨床写真における患者および撮影部位自動識別による電子カルテ管理支援システム
研究代表者 |
彌冨 仁 法政大学, 工学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 医療機関におけるカルテの電子化に伴い、電子化された患者情報の取り扱いが今後急増する。特に患者の臨床写真は、撮影後にカルテと照合して各機関のデータベースに登録する必要があることから、管理に膨犬な手間とコストがかかる。我々は、この膨犬な管理作業を削減するために、慶応義塾犬学医学部と協力して搬影対象患者、撮影部位を白動識別する管理支援システムの構築を行っている。患者の識別は、従来医師の習慣として行われている、撮影前に撮影されるカルテ表紙またはIDカード写真を元に、文字認識技術を利用することで実現する。撮影部位の特定は、画像から得られる特徴量を元に判別分析することにより行う。本手法は、人件費削減の他にも大量に蓄積された未整理デー夕からの検索、またこれらデータの電子カルテ化に役立つことが期持できる。
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