研究代表者 |
中村 健太郎 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 医療・バイオ等の分野では、検査・分析の精度を上げるために試料の微少液量(数100μL 以下)を迅速かつ精度高く、非接触で測定する技術が望まれているが、従来の重量秤量法や発光測定法では対応できていない。本課題は、「容器の音響共鳴周波数が内容液量によって変化することに着目し、その共鳴周波数を測定することで内容液量を短時間で精密に推定する」という音響法による新しい発想の測定法である。目標とする短時間測定は実証できており、測定精度の更なる向上は本実施計画により達成できると考えている。本課題で実現する装置は安価である上、既存の分析装置に付加することが可能であり、極少量試料の分析精度・速度を飛躍的に向上させることができる。
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