概要 | 導電性高分子の高次配向化により,高分子本来の特性が顕在化することはこれまでに指摘されてきたが,現行法ではこれを達成する安全かつ簡便な技術は確立されていない。本課題では,重合性分子を含む薄い有機層を水相上に形成させ,これに浸漬した基板を鉛直上方微速にて引上げながら電解酸化重合を行い,数μm 程度の膜厚の平滑かつ高配向性の導電性高分子薄膜を基板上に形成させることを目的とする。本手法と該水相での非電気化学的工程((2)にて記述)との併用により、大面積光電変換薄膜を、一工程で安価に作製することが実現可能になる。
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