1. 前のページに戻る

糖鎖によるバクテリアをトラップする紙フィルターの創作

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

古川 清  長岡技術科学大学, 工学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要多くのウイルス、細菌、細菌毒素、寄生虫は細胞表面のタンパク質や脂質に結合した糖鎖と特異的に結合し、細胞内へ侵入する(感染の成立)。こうした糖鎖(機能糖鎖)を取り込んだ茶こしフィルターやコーヒーフィルターを開発し使用すれば、水に偶然含まれている病原菌をトラップすることができる。毎年、井戸水や生野菜に混在した出血性大腸菌O-157 への感染や重篤化の記事を見聞するが、より安全なシステムの開発が特に免疫力の低下した高齢者の社会には必要である。本研究では大腸菌と結合する機能糖鎖をフィルターペーパーに化学的に結合させ、紙が大腸菌と効率的に結合し除去するかどうかを研究する。本製品の有効性が示されれば、この応用範囲は生活用品、建材、食品へと広がることが期待される。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst