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マイクロストリップアンテナを用いたスノーセンサの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

田口 裕二朗  長岡工業高等専門学校, 電気電子システム工学科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要豪雪地帯では、道路融雪の方法として、地下水を利用した消雪システムが多用されている。消雪パイプは、機械除雪ができない道路や交通障害の起こり易い道路の融雪を行うことができ、降雪から融雪開始までの時間が短く、無人で融雪が行えるなどの利点が多い。しかし、センサの検出精度が悪く、降雨と降雪との識別ができず、不必要に地下水が使用され、地盤沈下などの環境問題が発生している。そこで、マイクロストリップアンテナを消雪システム用スノーセンサに応用して、これらの問題を解決するための研究を行う。一般に、アンテナ特性は、アンテナ面に積層する物質の複素誘電率及びその量によって変化する。この特性を利用すると、アンテナに積もる雪の量、降雪・降雨の識別を直接的に検出するスノーセンサを構成することができる。さらに、アンテナとセンサを兼用することで降雪データを無線系で伝送することができる。即ち、アンテナをセンサに応用する点に新規性がある。また、下記(2)に示す研究成果から、実用化の可能性は高いものと考えられる。本研究では、実用センサの設計に必要なアンテナのデータ伝送特性を明らかにするために、無線LANでの実験モデルを試作し、降雪状態での放射指向性を評価する。なお、製造コスト低減のため、低価格部品が普及している無線LAN 帯域(2.4GHz)を使用する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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