動物レクチンVIP36を危険因子とする生活習慣病超早期診断キットの開発
研究代表者 |
嶋田 修 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 高マンノース型糖脂質/糖蛋白の細胞内品質管理輸送体として、動物レクチンVIP36 が注目されている。このレクチンは、酵母からヒトまで蛋白構造が類似しており、発現抑制を行った細胞は死に到るなど、糖脂質・糖蛋白選別輸送における品質管理細胞機能に重要な働きをすることが知られている。また、肝細胞と内臓脂肪細胞に多量に発現することから、メタボリック症候群など、いわゆる生活習慣病の発症との関連性が強く予想される蛋白質である。本研究では、動物レクチンVIP36 を生活習慣病発症の危険因子とし、ELISA 法によりVIP36 を直接定量するスキームを確立し、臨床診断に応用できる「生活習慣病超早期診断キット」の開発を目指す。
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