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雑穀由来抗高血圧症食品素材の開発と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

中村 宗一郎  信州大学, 農学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要療法はいまだ確立されておらず,投薬による対処療法に頼っているのが実情である。現在,化学的に合成された様々な血圧降下剤が市場に出まわっているが,いずれも強い副作用が指摘されている。食品由来の安価で安全で副作用の少ない抗高血圧症薬の開発が求められている。申請者らは,これまでの研究で,燕麦グロブリンから強力なACE 阻害活性を示すペプチド画分を容易に分取できることを明らかにしている。そこで本研究では,このペプチド画分を雑穀由来の抗高血圧症食品素材として利用することを視野に入れ,食品衛生学的評価を実施し,動物を用いたin vivo 効果について調べる。また,牛乳中のタンパク質には潜在的なACE 阻害活性部位が多く存在することが示されているので,本研究では,両者を有機的に組合せることによって抗高血圧活性を持つ機能性食品として商品化することの可能性について検討する。すなわち,製品については動物実験だけでなく,高血圧症のボランティアを募ってヒトに対しての効果を調べ,実用化の可能性を探る。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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