研究代表者 |
林 琢磨 信州大学, 大学院医学研究科, 助教授
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | 子宮平滑筋肉腫は、リスクファクターが明らかとされていない予後が極めて悪い難治性腫瘍です。国内外における成人女性の約40%に発症する子宮平滑筋腫は、良性腫瘍ですが、子宮平滑筋肉腫との判別が極めて難しいです。これまで、子宮平滑筋腫と子宮平滑筋肉腫の鑑別マーカーが、同定されていなかったため、上記疾患の鑑別は病理医の判断に委ねられています。しかし、申請者らは、子宮平滑筋肉腫の生検組織において特異的にイムノプロテアソーム構成因子LMP2の顕著な発現消失を認めました。本研究課題は、LMP2 を子宮平滑筋肉腫の鑑別マーカーとして、外来の処置室にて得られた細胞、組織などの生検を用いた簡便な子宮平滑筋肉腫の新規診断法の確立を目標とします。
|