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パルス通電接合法による精密組立接合技術の開発及び複雑形状部品への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

古畑 肇  長野県工業技術総合センター, (材料技術部門), 研究員

研究期間 (年度) 2006
概要○ 組立接合法は、プレス等で予め加工された簡単形状のパーツを組み合わせて一体接合し、目的形状の部品を作製する方法で、機械加工等では難しい中空や複雑形状の部品を容易に作成できる特徴がある。○ 組立接合では、接合変形を抑えながら、接合界面に母材なみの特性を与える必要があり、ホットプレス(HP)法やパルス通電接合(PECB)法等が用いられている。HP 法は、外部ヒーターにより加熱を行うため、接合時間が長く、高コストなため、適用範囲は航空部品等の特殊部品に限定されている。一方、パルス通電接合(PECB)法は、被接合材にパルス電流を印加することで、直接加熱して接合を行うため、HP 法と比べて、効率的に加熱が行える。そのため、1/10 程度の短時間で接合が可能であり、コストも低減できる。PECB 法を利用することで、これまで困難であった汎用部品にも、組立接合法を適応することが可能となる。○ 現在、組立接合法は金型等の大型部品への適用が検討されはじめた段階である。一方、小型精密部品では、板材等から作製したパーツを接合するため、長時間加熱による材料特性の劣化(軟化等)が問題となっている。そのため、更に接合時間を短縮することが望まれている。○ 本研究では、この様な課題を解決し、組立接合技術を小型精密部品に適用できるようにするため、熱処理性、難接合性等の観点から銅とアルミニウムを対象材料とし、現在のPECB 技術よりも更に短時間で接合する技術開発を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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