睡眠時無呼吸症候群(SAS)診断用の呼吸モニタリングシステムの開発
研究代表者 |
牛山 喜久 信州大, 医学部保健学科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 心臓から末梢に伝播してくる脈拍変動に呼吸運動に基づく変動が重畳していることは、血圧の周期的呼吸性動揺(血圧第二級動揺)や、心電図の呼吸性不整脈などの例からよく知られている事実である。本研究では、この点に着目して末梢で容易に検出できる脈波変動を計測し、その脈波に重畳している呼吸性の変動成分(以下、呼吸信号という)を抽出して、呼吸運動障害における換気の有無や無呼吸時間などを検出し睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易な検査・診断に応用することを目的とする。最終的に作成する予定の呼吸モニタリング装置は、末梢血管床における脈波信号を非侵襲的に計測する光電容積脈波測定部と、その脈波信号をフィルタリング処理して呼吸信号を検出するデータ処理部の2つから構成される。
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