概要 | フラックスの蒸発を結晶化の駆動力にし,アルミナ基板表面に高品質な単結晶薄膜「例えばコランダム(Al2O3)」をデザイン化して形成した単結晶多層基板を創成し,その多層基板をエネルギー分野や光学分野で実用化するための研究を行う。本方法は単結晶薄膜形成に必要な熱エネルギーが従来の結晶合成の約半分であり,また環境に調和するプロセスでもあり,特殊な大型装置を必要としないことも大きな利点である。さらに,本課題では,多層基板を固体酸化物型燃料電池に応用するための必要特性に関する基礎的知見の獲得にも努める。
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