究極的潤滑剤としてのフッ素化ナノ微粒子ダイヤモンドの開発
研究代表者 |
東原 秀和 信州大学, 繊維学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | C-F共有結合物質は、あらゆる物質の中で最も表面エネルギーが小さいので、潤滑剤としては理想的である。しかし、フッ素化カーボンは超微粒子化が不可能で、機械的にも弱い。炭素結晶であるダイヤモンドは化学的・機械的に最も安定な物質であり、その微粒子は研磨剤として利用されており潤滑剤として考えられていなかった。ところが、ダイヤモンドの大きさがナノサイズになりこの表面がフッ素で修飾すると、その特性は理想的な潤滑超微粒子に変化する。現状のダイヤモンド粒子はカーボンに覆われクラスター状になっており、ナノサイズのダイヤモンド自体をフッ素修飾することは困難であった。 本研究では、長年フッ素化カーボンの研究を継続し、ダイヤモンドの表面処理にフッ素修飾できる技術を開発した信州大学と、10nm以下のナノ微粒子ダイヤモンドを製造できるナノ炭素研究所が共同で、最表面を共有結合性フッ素で修飾したナノ微粒子ダイヤモンドを開発することを提案する。 作製したフッ素修飾ナノ微粒子ダイヤモンドを用いて、オイル分散潤滑液、固体超微粒子潤滑剤、金属・高分子中に分散させた潤滑剤不要の複合材料としての可能性を検討する。
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