傷害血管に発現する新規糖鎖結合分子を用いた薬物・遺伝子・細胞輸送システムの開発
研究代表者 |
池田 宇一 信州大学, 大学院医学研究科臓器発生制御医学講座
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 病変部位への薬物・遺伝子・細胞輸送システムは、治療の有効性を高め、かつ副作用を軽減する方法として有効である.申請者らは、すでに糖鎖工学を利用して骨髄細胞を肝臓へと効率よく集積・分化させることに成功している(特許公開2005-118005).さらに、今回、血管平滑筋細胞におけるN-アセチルグルコサミン(GIcNAc)と特異的に結合する分子の存在を見いだしたことから、この糖鎖結合分子を利用した傷害血管部位への輸送システムの開発を行う.また、この糖鎖結合分子は新規の分子であることから、その生体内での発現と機能の解明も行う.
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