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水田におけるメタンエミッションの微生物含有肥料による抑制

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

井上 直人  信州大学, 農学部

研究期間 (年度) 2005
概要地球温暖化ガスは環境に深刻な影響をおよぼすものであり、緊急の対策が必要である。京都議定書の履行のために産業界ではすでに対策がとられつつある。しかしながら、農業分野では実態の把握と技術を模索している段階であり、強力に研究を推進する必要がある。その中でも二酸化炭素の約20倍の温暖化効果を示すとされるメタンガスは生物が深く関与している。メタンガスは水田、反芻動物、しろありなどから発生し、特にアジアでは水田からのメタン排出量の削減が望まれ、その効果が期待されている。ところが我々のこれまでのインビトロ調査の結果によれば、下記(2)の通り微生物含有肥料一飼料に添加された経消化管微生物を含有する鶏糞-の施用により水田におけるメタン生成は激減する可能性が示唆された。そこで今後は実際の水田において正確な空力学的調査によりメタン減少を、評価するとともに、当該肥料によるメタン生成の抑制メカニズムの解明、さらに効果の高い微生物の設計と開発を行うことにより、肥料による温暖化抑制と食料生産の両立を期することとする。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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