ポリグリセロールデンドリマーの生体適合性ナノバイオマテリアルに関する研究
研究代表者 |
大谷 亨 富山県立大学, 工学部知能デザイン工学科, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本研究課題では、ナノサイズ分子のポリグリセロールデンドリマーを、製剤用基材などの生体適合性材料や難水溶性薬物溶解剤として実用化することを目標としている。先端医療の実現を目指す「ナノメディシン」は、我が国の重要課題として位置づけられ、1 分子レベルでの科学的根拠に基づく新規生体適合性分子の設計は必要不可欠である。本研究課題は、申請者が有するデンドリマーを新たな生体適合性ナノ分子の候補として位置づけ、従来の抗原性や毒性の高い生物由来素材に依存しない新規合成バイオマテリアルとして提唱できる独創性を有している。従って、製剤・医用材料などの産業へ技術移転することが可能であり、実用化の可能性も見込まれる。
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