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新規リンパ管新生評価の構築とリンパ管新生関連病態を標的とした治療薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

小泉 桂一  富山大学, 和漢医薬学総合研究所

研究期間 (年度) 2005
概要今日までに、血管新生に関しては、癌の増殖や糖尿病性網膜症などの主要因として、学際的にも多くの知見が集積しつつある。しかしながら、リンパ管新生に関しては、未知の点が多い。 がん細胞のリンパ節転移やリンパ浮腫等、リンパ管新生が関与している病態は数多い。しかしながら、リンパ管内皮細胞の培養・維持は非常に困難であり、リンパ管新生の研究はリンパ管内皮細胞の初代培養系で行われているのが現状である。従って、安定したリンパ管内皮細胞株の樹立が待望されていた。一方、温度感受性SV-40トランスジェニックラットの細胞は、33°Cにおいて、細胞が不死化するという非常にユニークな特性を有している。 申請者は 本ラットから採取したリンパ管内皮細胞を、33°Cにおいて培養することで増殖を開始する細胞株の樹立に世界で初めて成功した。更に、本細胞株を使用し、試験管内で管腔形成を観察するリンパ管新生の評価系を完成させた(特許出願済み)。本研究では、この評価系を用い、リンパ管新生関連病態を標的とした治療薬のリードとなる化合物の探索を目的としている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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