概要 | 1.金属を吸収・蓄積する植物(金属集積植物モエジマシダ)を用いて、環境中からヒ素を回収する技術(ファイトレメディエーション)の開発に取り組んできた。本開発技術は,従来の植物を用いた浄化技術に微生物共生系を併用した点で斬新であり,高い産業的利点を有する。2.室内実験において、微生物を植物と共存させれば、植物のヒ素集積が約20 倍に促進されることを実証した。今後,ヒ素の実汚染環境で、実用化試験を施行する段階にある。3.ヒ素の浄化事業推進中の実汚染サイトにおいて、植物のヒ素集積効率と細菌活性の持続条件を明らかとし,細菌活性によってヒ素の浄化効率を上げる。
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