研究代表者 |
鷹合 滋樹 石川県工業試験場, 主任技師
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 金属材料の強度評価試験の重要項目に硬さ試験がある。硬さ試験はダイヤモンド圧子を対象物に押し付けて出来るくぼみの大きさを測ることで硬さを測定する破壊試験である。これに対し機械金属業界では全数検査、自動化の必要性から製品の硬さを傷つけずに非破壊で検査する手法の確立が望まれている。これまでの研究から、X線回折法で得られた半価幅と焼入れ鋼(SUJ2)の硬さに相関があることを見出した。しかし、X線の情報は材料表面からの情報であるため、各種機械加工を施された試料では適用できるか不明な点が多い。そこで、本研究ではX線回折技術に着目し、各種加工(研削、研磨、熱処理)を施したサンプルを用意し、X線データに及ぼす表面加工の影響を考慮し、製品の非破壊硬さ評価方法として実用化させる。
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