研究代表者 |
秋田 純一 金沢工業大学, 工学部
|
研究期間 (年度) |
2005
|
概要 | 本研究では、右図のように導電性素材を表裏の2面に用いた衣服を用い、これを電源と信号を重畳した通信路として用いることで、センサに至るケーブルを不要とする生体モニタリングシステムについて基礎的な検討を行う。本システムでは、導電性素材という平面電極をセンサへの電源供給および通信に用いるためにセンサの設置数や配置位置の自由度が極めて高く、効果的な生体モニタリングシステムを構築できる。また着用する導電性素材がもつ電磁シールド効果によって、外来ノイズ除去効果も期待できる。生体信号の継続的なモニタリングは健康管理や新しいユーザインタフェースとしての活用が期待されているが、実際には多数の皮膚電極などのセンサの装着や各センサに至る多数のケーブルのためにセンサの設置数や人体上の配置位置に大きな制約が生じ、応用分野も制約されているが、本研究はこれらの問題の根本的な解決を図るものである。
|