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光触媒・超音波化学のカップリング技術とその環境浄化システムへの応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

清水 宣明  金沢大学, 自然計測応用研究センター

研究期間 (年度) 2005
概要近年,内分泌撹乱物質(いわゆる環境ホルモン)をはじめとする多くの化学物質の環境中での顕在化が大きな社会問題となっている。これら化学物質の中には生化学的な分解を受けにくいものが多く,また水環境中での長期的な残存が懸念されている。これらの有害化学物質の効果的な分解処理方法としてラジカル反応を活用する方法が効果的と考えられる。われわれは水中で光触媒として知られている二酸化チタン微粒子に超音波を照射すると,極めて高濃度のヒドロキシルラジカル(OHラジカル)が生成する事を見出し,光触媒・超音波照射法による有害化学物質の分解処理及びレジオネラなど有害微生物の殺菌作用について検討を行っている(特開2003-267914,特開2003-026406)。この技術は従来の光触媒反応と比較して,水相中への超音波浸透距離が大きい等多くの利点を有しており,画期的な新技術へと発展する可能性がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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