導電性高分子による無害かつ安価な防錆剤の開発と塗布技術の開発
研究代表者 |
西海 豊彦 福井大学, 工学研究科, 助手
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 従来の重金属による防錆メッキ法は廃液処理にコストがかかるため、低コストで環境にやさしく、後から塗布処理可能な、導電性高分子(ポリアニリン)を用いた高効率高密度な表面防錆処理法を開発する。この方法の開発により、従来から金具などの防錆剤として使用されていた猛毒の6価クロムやシアン化合物を使用した従来のめっきが不要となり、環境にやさしく低コストで多量に表面処理が可能となるほかリチウム電池や導電性インクへの応用など汎用性が高い。また、本年夏から欧州で始まるRoHS 規制に対応しており、開発した表面処理法を使用した製品の輸出も可能となる。
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