概要 | 細胞やバクテリアなどを用いて行う化学反応において,細胞の破壊や有害物質の混入を防ぐためには、高速の自動揺動撹拌法の開発が不可欠である.撹拌翼を用いる既存の撹拌装置では,液体をむやみに泡立ててしまい,細胞の破壊や有害物質の混入を招いてしまう.そのため,現状では熟練した技術者が泡立てぬようにゆっくりと撹拌作業を行わざるを得ない.本研究では,これまでに開発した液体の制振搬送技術(特開2002-351551)を発展させ,撹拌翼を用いず,泡立てずに高速で撹拌できる制御方法を開発し,その実用化を図る.
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