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亜鉛欠乏時における生体内金属置換と亜鉛欠乏症への効果的対処法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

矢永 誠人  静岡大学, 理学部, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要これまで、生体中における亜鉛の機能について、亜鉛欠乏という病的状態を利用して検討し、さらに、欠乏症とその症状からの回復のメカニズムを調べてきた。これらを踏まえて、亜鉛欠乏症に対する、より効果的な亜鉛製剤の開発を行う。この目的のため、マウスをモデル動物として用い、亜鉛欠乏時及び亜鉛投与後における亜鉛と亜鉛以外の金属元素の全身的挙動を追跡するとともに、特に肝臓ならびに血清中の亜鉛結合タンパク質の金属交換とそれにともなう活性の変化を明らかにし、他の組織への影響について検討する。これと平行して、亜鉛と他の金属元素の相互作用について、一般化し、より単純化したモデルとして考えやすい酵母についても、放射科学的手法を用いて検討する。これらの結果をもとに、微視的見地から、酵素タンパク質の活性と亜鉛投与による欠乏状態からの回復、諸症状の改善との関連を明らかにすることにより、亜鉛製剤の実用化を図る。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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