環境調和型新規酸素酸化および過酸化水素酸化反応の開発
研究代表者 |
桐原 正之 静岡理工科大学, 理工学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 酸化反応は有機合成化学的に重要な反応であるが、環境汚染物質を排出しやすいという問題点を抱えていた。そのため環境調和型酸化反応の開発が強く求められてきている。環境汚染物質を排出しないクリーンな酸化反応としては、酸素や過酸化水素を酸化剤として用いる反応が考えられる。これらの場合はいずれも副生成物としては無害な水が生成するだけである。しかしながら酸素や過酸化水素は酸化能力が高くないため、有機化合物を酸化するためには何らかの触媒を用いる必要がある。我々は環境調和型酸化反応開発を目的として、遷移金属化合物やハロゲン化物イオンを触媒として用いた新規酸素酸化反応ならびに過酸化水素酸化反応の開発を計画した。
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