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神経幹細胞仮説に基づく統合失調症モデル動物の作成と治療薬開発への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

土屋 賢治  浜松医科大学, 医学部

研究期間 (年度) 2005
概要統合失調症は幻覚や妄想,自発性低下などを呈する原因不明の重篤な精神障害であり,より有効な治療薬の開発が求められている.われわれは,1986年のチェルノブイリ原発事故後にその近隣地域の統合失調症発症率が6倍に増加していたことから,神経幹細胞の機能障害が統合失調症の病因に関与していることを提唱した.さらに抗精神病薬であるクロザピンやリスペリドンにも神経幹細胞新生作用がある.この神経幹細胞仮説に基づき,脳へのX線照射によって神経幹細胞を選択的に傷害したラット(照射ラット)を作成し,この照射ラットが統合失調症モデルとして有用であることを実証し,さらにこの新しいモデル動物(照射ラット)を利用して新薬開発へ応用する.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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