廃棄物由来材料による微量水銀化合物蒸気の高効率吸収剤の開発

研究課題

研究代表者	成瀬一郎豊橋技術科学大学, 工学教育国際協力研究センター, 教授
研究期間 (年度)	2006
概要	本研究では、石炭燃焼や廃棄物焼却プロセスから微量ではあるものの排出されている水銀化合物蒸気を、できる限り高温条件で化学的に吸収可能な捕捉剤の開発を行う。また、この捕捉剤には、貝殻、生コン残渣等のカルシウム系廃棄物を利用する。当該技術を実用化する場合、より高温条件での捕捉、吸収効率の高効率化が鍵になるので、この2点に絞って試験研究を遂行する。具体的には、対象としているカルシウム系廃棄物の比表面積制御および塩素や硫黄による化学的修飾を駆使して水銀吸収に関する高活性化を目指す。