概要 | 本課題は産業分野の電力消費量の約7割を占めるモータ駆動装置の省エネルギー,高密度化を扱う。交流モータを可変速駆動するインバータ装置では,商用交流電源を直流に変換し,その直流を交流に再変換するので,2回の電力変換が必要である。本研究では,商用交流を直接,任意の振幅と周波数の交流に,1回の電力変換でモータを駆動することで,インバータに比較して変換器損失と体積をそれぞれ約1/2に低減できる電力変換器(マトリックスコンバータ)を実現する。本研究では,変換器損失のさらなる低減と高性能化を実現するための提案スイッチングパタン制御法のスイッチングシーケンスを開発する。
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