概要 | 気体には,熱線の加熱比(Over Heat Ratio)を変えることによって,速度Uと熱線の出力電圧Eの関係(較正曲線と呼ばれる)が変化する特性がある.このような較正曲線の加熱比依存性を生かし,2 本あるいは4 本の異なった加熱比の熱線を用いることによって,流速と濃度の瞬時値を一意的に決定できるセンサーを開発する.原理や理論的な基礎付けはすでに完成しており,プローブの製作上の問題点が解決されれば実用化可能である.高分解能・高速プローブを製作するには,プローブの小型化が必要不可欠であり,マイクロ加工,マイクロ溶接の技術を有する企業との連携が重要である.
|