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自動バランサと不連続ばね特性を併用した洗濯機の制振

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

劉 軍  名古屋大学, 大学院工学研究科, 助手

研究期間 (年度) 2006
概要我々にとって最も身近な回転機械の一つに洗濯機がある.しかし,この機械は他の回転機械と比べると振動学的には最も制振が難しく,以下のような問題を抱えている.○水を含み不均一に分布した洗濯機が極めて大きな不つりあいを作るので,大きな振動が発生する.○不つりあいの大きさが運転のたびに変わるので,前もってバランスを取ることができない.○静粛な運転,コスト低減が強く要求される.特に最近出現した横型洗濯機では,洗濯物の偏りが一層大きくなり,振動がますます深刻になっている.従来、これらに対して十分有効な制振法は無く,共振時及び高速脱水時の大きな振動と騒音が問題であった.本課題の研究はこれらの回転機械の振動制振を対象とするものである.解決策として,洗濯機に,申請者が開発した不連続ばね特性をもつ補助ばねを適用し,それに自動バランサを併用した装置を製作し,実際の洗濯機に組み込み,脱水時の制振効果を実験で確認する.また,理論計算も併せ行い実験と比較する.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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