半凝固鋳造・加圧組み合わせプロセスによる革新的鋳鉄鋳造法の開発
研究代表者 |
野村 宏之 名古屋大学, 工学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 現在、高機能強靭鋳鉄はほとんど球状黒鉛鋳鉄であり、溶解・鋳造時さらに球状化処理に多大なエネルギーを要し、製造プロセスは高コストになることを余儀なくされている。本研究では鋳鉄の半凝固注湯を行い、高級鋳鉄や鍛造材を凌ぐ特性をもつ鋳造材を製作するシステムを開発する。本開発では、名古屋大学研究グループによる半凝固プロセスの独自技術シーズを活用し、半凝固鋳鉄の注湯→解枠→熱処理→金型予熱→注湯の最適サイクルシステムを構築する。これにより引張強さ700MPa以上、硬度400Hv以上の高強度鋳鉄製造を「環境負荷低減」、「低エネルギー」、「低コスト」で実現し、軽量・薄肉化の要請に応え、新規応用分野開拓に貢献しようとするものである。
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